よく風俗店のホームページを見ていると「AV女優在籍店」「あの有名AV女優と遊べるお店」という煽り文句で客引きをしているお店があります。
女性の目から見ると理解しがたい部分もあるかもしれませんが、とにかく「AV女優在籍店」と書きたがるお店は世の中に多いものです。
それほどお店にとって、風俗嬢の「AV女優」という肩書きは大事なものなのでしょう。ということはつまり、AV女優になるイコール売れっ子ソープ嬢になれるということなのでしょうか?
なぜ「AV女優在籍店」と風俗店は書きたがるのか?
なぜ風俗店が「AV女優在籍店」と書きたがるのか、と言えば、それはもちろんそう書くほうが男性ウケが良いからです。
男性にとって、有名人気AV女優は、有名タレントや有名モデル、人気芸能人と同じ位置付けです。そのため、そのテレビ画面の中の憧れのAV女優、何度も映像でヌイてきた相手と実際に一戦交えることができるのであれば、男性は非常に興奮します。
女性だって、雑誌やテレビで見て憧れていた俳優やイケメンモデルと実際に握手をしたり会話ができる機会があったら、興奮してしまいますよね。それと同じです。
それだけ、男性客は「AV女優の風俗嬢と遊べる」という煽り文句に弱い、ということです。
そんなにたくさんの人気AV女優が風俗店で働いているの?
AV女優在籍店、という風俗店は掃いて捨てるほどありますが、本当にそんなにAV女優が在籍するお店がたくさんあるのでしょうか?
AV女優には、何種類かあります。「単体女優」「企画単体女優」「企画女優」とあり、一番稼げるのは、名前出しで一人で一本アダルトDVDが作られる単体女優です。企画単体女優は、単体モノのAVにも企画モノのAVにも出演し、金額的には単体女優には負けると言われていますが、しかし、現在では有名企画単体女優が何人もおり、単体女優に負けないくらい稼いでいる女優さんもいます。そして最後に企画女優ですが、こちらは企画モノのAVに出演する女優さんで、ほとんど無名の場合が多いものです。中には、何人も出演するようなアダルトDVDに出演するうちの一人、という場合もあります。
風俗店で働いていて「AV女優」という肩書きが付いている風俗嬢の場合、大多数がこの企画女優であることが多いです。つまり、そのなかの大多数の中の一人であったり、たった1本のAVにしか出演していなかったとしても、少しでもAVへの出演経験があれば、風俗店側は「AV女優」の肩書きを嬢に付けてしまいます。
逆に言えば、たった1本だけに出演したとしても、AV女優の肩書きは手に入れられる、ということです。
AVに出演したら、ソープでの売上げもUPする?
では、実際にAVに出演したら、ソープでの売上げもそんなにUPするのでしょうか?
結論から言ってしまうと、ケースバイケースです。
やはり、企画女優となると、あまり売上げに直結しない場合もありますが、しかし容姿が同じくらいの女の子が二人並んでいて、片方が「AV女優」の肩書きを持っていれば、そちらの女の子を選ぶ男性は多いでしょう。
有名単体女優ともなれば、話は別です。その女優さん目当てにやってくるお客さんはたくさんいるでしょう。
AV女優の肩書きをソープ嬢が持つことのデメリットは?
しかし、ソープ嬢がAV女優の肩書きを持つことには、デメリットもあります。
例えば、親や友人など、周囲に内緒でソープ嬢として働いている場合。
ソープで働くだけならば、バレる心配はあまりなかったとしても、AVに出演してしまうと、バレやすくなってしまいます。ソープ嬢だけなら辞めれば終了ですが、データはネット上に晒され、ずっと残ってしまいます。
どうしてもソープで働いていることが周囲にバレたらまずい、と思っているのであれば、ソープでもっと稼ぎたいがためにAVに出演することは見送ったほうが良さそうです。