真夏はまだまだですが、既に紫外線が恐ろしい季節になってきました。
ちなみに、日焼けと言うと夏ばかりを想像しがちですが、実は紫外線の量は5月から増え始めるんです。そして、6月にはほぼ真夏と同じくらいの紫外線量に!
ですから、今日は曇りだからいいや~、なんて油断して日焼け止めを塗らないと、いつの間にか肌が焼けてる!なんていうことになりがちです。
日焼けはシミやシワ等の原因となり、美肌の大敵です。肌の老化現象を引き起こすものですので、アンチエイジングに余念がないと言う人は、真夏ばかりではなく春も秋も、そして冬の間も紫外線対策を忘れないようにしなければなりません。
ソープ嬢ならなおのこと、美肌を守ることは大切ですから、きちんと日焼け止めを塗ってお客さんにうっとりされてしまうような卵肌をキープしましょう!
日焼け止めのSPF、PAってなに?
日焼け止めを買うときに、パッケージを見るとSPFという表示とPAという表示がありますよね。
これらがどういう意味か、ご存知ですか?
SPFとは、サン・プロテクション・ファクターの略で、シミやソバカスの原因であるUVA、紫外線B波を防ぐ力のこと。
ちなみに、SPF値は、紫外線を防ぐことができる時間の目安です。SPF値が高ければ高いほど、長時間日焼けを防ぐことができます。
SPFは、20分間の間に素肌と日焼け止めを塗った肌とで比較して、日焼けが始まる時間をどれだけ引き伸ばせるか、という目安となりますから、例えば、SPFが30の場合なら、30×20分で600分(10時間)、SPF50なら50×20分で1000分(166時間)の間は効果が持続する、ということになります。
ただし、これらは日差しの強さに対して有効となるものではないので、日差しが強いからといってSPF値が高い日焼け止めを使用しても、効果は変わりません。
そしてPAというのは、プロテクション・グレイド・オブ・UVAの略となります。
こちらは紫外線A波をカットする力を表しています。
PAは+マークで示されて、++++が一番強く、以降+++、++、+の4段階となっています。
日焼け止めは肌に悪い?
日焼け止めを塗ったら肌がカサカサになってしまった…という人もいると思いますが、日焼け止めは基本的に肌に対してあまり良いものではありません。お肌の乾燥の原因になりますし、乾燥すれば肌は益々脂を出して乾燥を防ごうとします。
日焼け止めを塗ったら、そのままにせずに、お風呂に入ったときにしっかりと落とすようにしましょう。
特に顔に塗った日焼け止めは、メイク落としや洗顔フォームでしっかりと落としきらないと、お肌のトラブルの原因になったりします。
また、肌に合わない日焼け止めを顔に塗ってしまったりすると、ニキビの原因となるコメドができてしまったりと肌にかなりの悪影響が出てしまうこともあります。
できれば顔に塗る日焼け止めは、ちょっと高くてもなるべくナチュラルで低刺激なものを選ぶようにしましょう。
ナチュラル素材で低刺激な日焼け止めは、普通のドラッグストアでも買えますし、あとは処方箋薬局等にも置いてあります。
ちなみに、皮膚科では日焼け止めは処方してくれないので、薬局で敏感肌用のものを買う必要があります。
去年の日焼け止めは使っちゃダメ!?
日焼け止めって結構余ってしまいますよね。結局数回しか使わずに棚の中に…ということもあるかと思いますが、しかしだからと言って、昨年の日焼け止めは使わないようにしましょう。
もし一年以上経過していたとしても冷暗所にきちんと適切に保管していた日焼け止めであれば、使っても差し支えはないでしょう。
ただ、日焼け止めに入っている防腐剤が大体1年前後しか持たないものが多く、その期間を超えてしまうと日焼け止めが変質してしまっている場合があります。変なニオイになっていたり、分離していたりするような場合は使わないようにしましょう。
未開封の場合でも、3年経ったら捨ててしまったほうが良いとのことです。
また、特に無添加系のナチュラルな日焼け止めには、防腐剤が入っていないこともあるので、速めに使い切るか捨ててしまったほうが良さそうです。
スプレータイプの日焼け止めってどう?
スプレータイプの日焼け止めは、液状タイプのものよりも長持ちするそうです。
開封した後でも、3年くらいは使用できるとのこと。
ただ、スプレー時に気をつけたいのが、黒い服を着ている場合、スプレーすることによって服が白くなってしまうことがあること。
せっかく準備万端でお出かけしようと思ったのに、日焼け止めをスプレーしたら白く汚れてしまってまた着替えなきゃ…なんてことがないように注意して下さい。