ソープで働くと、どうしても気になるのが性病ですが、性病といっても、性器からのみ感染するわけではないんです。
実は、口から感染する性病もいくつかあるんです。
検査等でも、性器の性病検査はしっかりとしますが、案外口、喉の検査はしていないことも多いのでは?
また、性病だと気づかずにそのまま過ごしてしまっているソープ嬢の方も多いようです。
その場合、ソープ嬢からお客さんに、お客さんから別のソープ嬢に…といった具合に、どんどん性病は広がっていきます。
口、喉から感染する性病には、どんな病気があるの?
口や喉から感染する性病の代表的なものには「咽頭カンジタ症」「咽頭クラミジア感染症」「咽頭淋病」「口唇ヘルペス」などが挙げられます。
それぞれ症状は微妙に違いますが、しかし風邪やその他の病気と同じような症状であることも多いため、性病と気付かずに放置してしまうことも多いようです。
「咽頭カンジタ症」の症状は?
咽頭カンジタ症は、それだけであれば治療できる性病なのですが、HIVに感染すると、感染者の口の中はほとんどこの咽頭カンジタ症を患っていることが多いという、恐ろしい病気でもあるのです。
咽頭カンジタ症になると、口腔内にカンジタ菌が異常増殖し、口腔内の至る所に口内炎ができてしまいます。
また、口の中から白っぽいカスのようなものが出てきたら、咽頭カンジタ症を疑ったほうが良いでしょう。
「咽頭クラミジア感染症」の症状は?
クラミジア、というと性器のクラミジアを想像しがちですが、実はクラミジアは咽頭にも感染します。
咽頭クラミジアに感染した場合、喉が腫れて痛くなったり、熱が出たりするため、風邪だと勘違いしてしまう人も多いようです。
性行為後、1週間前後でなんだか喉の調子が悪いな…と思った場合、風邪だけではなくクラミジアの可能性を疑ってみたほうが良いかもしれません。
しかし、クラミジアの場合、特に症状がまだ出ていなくても、いつでも検査可能なので、定期的に検査しておいたほうが良さそうです。
抗生物質を飲んで治療します。
「咽頭淋病」の症状は?
喉に腫れ、痛み、発熱やだるさを感じるため、風邪の症状と似ており、そのせいでこちらも風邪だと勘違いする人が多い性病です。
粘膜通しでの接触で感染しますので、ディープキスだと喉から喉へ感染しますし、フェラチオだと喉から性器へ、またはその逆に性器から喉へと感染します。
「口唇ヘルペス」の症状は?
口唇ヘルペスに感染すると、口の周りが腫れて炎症を起こし、ヒリヒリと痛みを感じたり、水疱ができたりしますが、水疱はかさぶたになり、やがて治ります。
口唇ヘルペスは単純ヘルベスウィルスというウィルスに感染して起こる性病で、ヘルペスウィルスを保持している人とフェラチオやディープキスをすると感染しますが、ヘルペスウィルスは完治することがなく、一度感染すると体内の神経に潜み続けて、体調不良による免疫力低下等により再度、活動を活発化させます。
案外気づけない、口から感染する性病の症状
上記を見ても分かる通り、口から感染するタイプの性病の厄介な点は、風邪の症状と似ている症状を引き起こす性病がいくつもあること。
そのため、性病だと気付けないまま長い期間を過ごしてしまい、特にソープ嬢の仕事をしている場合は男性客と性的な接触を毎日しますから、多くの男性客に感染させてしまいます。
そのため、月に一回の性病の定期検診が義務付けられているお店が多いわけですが、もし「性病にかかったかな?」と感じた場合は、定期検診の期間まで待たずに、すぐ、自主的に検査をするように心掛けてください。性病は、もはやあなただけの問題ではなく、お店の信用問題や他のソープ嬢への感染防止にも繋がっているものなのです。