風俗で働き始めたばかりだと、右も左もわからないことばかりで、中には戸惑うことも多いと思います。風俗の中には、入店後、最初にサービスについてやプレイについての研修を受けるお店もありますが、最近では風俗嬢から研修が嫌がられる傾向にあるため、男性スタッフによる研修を禁止しているお店もあるようです。
男性スタッフの勝手な性欲のままにタダ働きをさせられなくて済む、という利点はありますが、しかし研修がないことによって、イレギュラーな事態への対応についていけない…というマイナス面もあります。
お客さんが自分にとって都合が良いように、経験が浅く知識も少ない新人風俗嬢を言いくるめて、通常のサービス以上のことをさせようとしてくる場合もあり、注意が必要です。
例として挙げるなら、本当は風俗では本番が禁止なのにもかかわらず、「みんなやってるよ」「やらないと稼げないよ」などと言って、隙あらばお客さんが本番をしてこようとする…といったようなものです。それは何も本番のみに限った話ではなく、他のプレイにおいてもそういったことは多いです。
中でも頻繁に問題となるのが、お客さんがシャワーを浴びたがらない場合です。
お客さんの中には、「風俗遊びは高くつく遊びなのだから、時間いっぱいプレイしたい」と考えて、風俗嬢がシャワーを一緒に浴びるように促しても、シャワーを浴びたがらないお客さんは多いです。洗ってきたから、汚くないからと言って洗わずに風俗嬢にサービスをさせようとしてくるお客さんは後を絶ちません。
そして、それと同じような問題として、更に「即尺」というプレイの定義についてもよく問題が発生します。
「即尺」は、シャワーなしの男性のアソコを舐めるプレイ?
最近の風俗では、基本メニューの中に「即尺」というプレイを含んでいる場合が多く、男性からも人気のプレイだと言われています。
即尺とは、例えばデリヘルなどで初めまして〜の挨拶を交わした後、普通であればデリヘル嬢とお客さんは連れ立ってシャワーを浴びて体を洗い、清潔な状態になってからプレイを始めるものですが、そのシャワーを飛ばして、挨拶後にすぐに玄関先でフェラチオのプレイに入る、というものです。
しかし、勘違いされがちですが、即尺とは洗っていない状態の男性器にフェラチオをする、というプレイではなく、挨拶をした直後にフェラチオをする、というだけですので、実は男性側は、風俗嬢と会う直前に自身で念入りにシャワーを浴びて男性器を清潔にしておかなければならないのです。
しかし、それを「洗わない男性器を舐めてもらえる」と勘違いしている男性はかなりの割合数に上るようで、何度電話対応のスタッフが「洗って準備しておいてください」と言っても、ホームページの注意書きにシャワーを浴びておくようにと書いてあっても「そんなの建前で、普通は洗ってないのを舐めてもらえる」と勝手に思い込んでいるお客さんは多いのです。
しかし、その一方で風俗嬢にも、あまりにも衛生的に問題があるお客さんにはNGを出せるという拒否権もありますので、いくらプレイで即尺可にしていたとしても、あまりにもあからさまに洗っていないお客さんには、これでは即尺できないのでシャワーを浴びてからにしてくださいと言ってしまうこともできます。
中には、洗っていないのに「洗った」と言い張る人や、前日の夜にシャワーを浴びたんだからいいだろうと言う人もいますが、風俗嬢は自分の身を守るため、お仕事に支障をきたさないためにも、不衛生なお客さんにはきっぱりとNOを言ってしまった方が良い場合もあります。
一部のわがままなお客さんの要求を飲みすぎて、他のお客さんに迷惑がかかってしまうという場合もあります。不衛生な男性器を口に含むことで感染する性病や感染症もありますので、その危険性を回避するためにも、できないことはできないと言ってしまった方が良いでしょう。