こんな話を耳にしたことはないでしょうか。
「一度ソープランドで働くと、引退するつもりで辞めたのに、結局ソープに出戻りしてしまうソープ嬢が非常に多い」
せっかく「いくら稼いだら辞める」「何年働いたら辞める」と目標を定めて頑張ってソープで稼いでいたにも関わらず、目標を達成してソープランドを引退し、晴れて普通の生活に戻ったのにも関わらず…しばらくするとソープランドに出戻りしてしまうソープ嬢は非常に多い、という話は良く耳にします。
しかし、ソープ嬢にソープのお仕事とはどのようなものなのか、という話を聞くと、大概のソープ嬢は「ソープのお仕事は決してラクではない。体力的にも精神的んも、かなりしんどい」と答えます。
なぜ、決意して辞めた上に、ソープのお仕事は非常に大変であるというのにも関わらず、ソープランドに出戻りしてしまうソープ嬢はそれほどまでに多いのでしょうか?
昼間のお仕事で働けないソープ嬢の心理
ソープ嬢が目標金額を達成してソープランドのお仕事を辞めた後は、昼職をし始める、または結婚したりとかなりの生活の変化を迎えます。ソープランドで稼いだお金を資本金として、自ら企業し、会社やお店を始めるソープ嬢も少なくありません。
しかし、はりきって再スタートを切ったにも関わらず、その環境の変化についていけなくなってしまう人も多いようです。
ソープのお仕事は精神的にも体力的にも大変、と言いますが、言い換えれば細かい厄介ごとは少ないのも特徴です。お給料は毎日お仕事が終わった時に手渡しで、確定申告等もしていないソープ嬢は少なくありませんし(本当は必ずしなければならないのですが、していないソープ嬢は非常に多いようです)、ソープ店の店長や男性スタッフにあれこれ言われたり、お客さんに気を使ったりというのはあるものの、基本的にはソープ嬢それぞれが個人事業主であるので、昼職ほど密にあれこれと上司に指示を受けなければならなかったり、月曜日から金曜日までフルで勤務したり、更に残業までしなければならずに思うように休みを取れない…ということはありません。ソープ嬢は、好きな時にお休みを取れますし、仕事量もある程度自分で決められるお仕事です。もちろんお店からもっと入るように言われたり、ダメ出しをされることもありますが、自由度は昼職のお仕事よりは確実に高いです。
また、夢を持って企業・お店を始めたソープ嬢にも、高いハードルが待ち受けています。会社にしてもお店にしても、それが軌道に乗るまではかなり大変です。貯金はどんどん減る一方で、売上は伸び悩む…「こんなはずではなかった」と頭を悩ませる元ソープ嬢は多いはずです。
「こんなはずではなかった」という話で言えば、結婚して仕事を辞めた元ソープ嬢にしても同じです。せっかく性的なお仕事から解放され、これからは旦那さんただ一人のために頑張って家庭を切り盛りしよう、と最初は考えていても、旦那さんの給料だけでは生活費に不安が出てきたり、結婚したものの関係が上手くいかずに離婚することに…という元ソープ嬢も。
更に厄介なことに、ソープ嬢はお金のある生活に慣れてしまっています。ソープを辞めた時点では相当貯金があったとしても、その後昼間の生活に戻ったとしても、ソープで働いているときの金銭感覚が抜けずについつい無駄遣いや無駄な出費を繰り返してしまい、気がついたらあんなに貯めたはずの貯金が底をついていた…ということにもなりがちです。
ソープ嬢が出戻りしないためには?
ソープ嬢が出戻りしないためには「お金は簡単に稼げるもの」という考えを捨てなければなりません。ソープのお仕事は非常に大変ですが、短時間で大金が稼げるため「ちょっとの間我慢すればお金は稼げるから大丈夫」という短絡的な思考回路から抜け出せない元ソープ嬢は多いものです。昼間のお仕事、昼間の生活に戻りたいなら、その感覚は完全に捨て去って、極端な話をすれば「1円でも安く生活をする」という感覚を身につけるべきです。
けち臭い、と思われるかもしれませんが、世の中の主婦はそのようにして生活をやりくりしているものなのです。ソープのお仕事を辞めるからには、その一見けち臭く見えるような「普通の感覚」を取り戻す必要があります。