実は、ソープランドというのは、厳しい風営法の規制により、新規開店はもちろんのこと、既存の店舗の大幅な改装も認められていないんです。
そのためどのソープランドでも大きな問題となっているのが、建物の老朽化。
きちんとした手入れが満足にできないまま営業を続けるしかないソープランドの現状ですが、実はそれってとても危険なことですよね!
東日本大震災を経験してきた私たちにとっては、ぞっとするような事実です…。
ソープランドの建物は、ほとんどが昭和時代のもの
現在ソープランドとして使用されている建物のほとんどは、昭和時代に建てられたものを使用されています。
吉原格安ソープランド「グランブルー」では、ボイラーが爆発して営業ができなくなり、更に隣接している「女帝」の建物にまで被害が及んだ…という話は有名です。
怪我人がゼロだったことが唯一の救いですが、このような問題は今後もソープランド業界では向き合い続けていかなければならないものでしょう。
それもこれも、老朽化が酷くても条例で建て替えをすることができないのが原因です。
老朽化が激しくても、それを改装するためには、煩雑な書類の申請や手続きが必要で、しかも認可もほぼ下りないため、改装もできません。
それを嫌がって、今ではソープからデリヘルに鞍替えするお店も相次いでいるそうです。
中には、あと5~6年のうちに、ソープは衰退してなくなってしまうのではないか…?という意見もあります。
もしソープがなくなるとしたら、建物の立て替えができないことが原因で…という話は、案外現実的な話なのかもしれません。
それでもソープランドがなくならない理由とは?
それだけギリギリの状態でも、なお営業を続けるソープランド。
一体なぜ、ソープランドはなくならないのでしょうか?
実は、ソープランド街がある街の自治体には、ソープランドからの多額の税収があるそうです。
ですから、自治体にとってもソープランドは風紀を乱すあまりよろしくない場所であるのと同時に、なくなられても困る場所でもあるのです。
もしも地震が来たら…あなたの働くソープは大丈夫?
そんな状態で営業を続けるソープランド。
もし、今あなたの働く街に直下型地震が起きたら、あなたの働くソープランドの建物は、大丈夫なのでしょうか?
だからといって、建物をどうにかするのは無理な話ですから、せめて非常口や何かあったときの逃げ道は、きちんと確認&確保しておきましょう。
いざと言うときに、逃げ道を分かっているのといないのとでは、生き残れる確立もだいぶ違ってきます。
他人事だと思わずに、今一度ソープランドと防災について、考えてみてはいかがでしょうか?