ヒールを履いている女性は特に、踵が乾燥・角質が厚くなりやすいものです。常に体重に圧迫され、ヒールの上に踵が押し付けられている状態のため、血流も悪くなり、お肌の新陳代謝も悪化しがち。中にはまだ若いのに、毎年冬になると踵がガサガサになってストッキングを破きまくってしまっているソープ嬢もいるのではないでしょうか。
若い子の踵は冬でもツルッとしており、触り心地が良いもの。逆に、ガサガサの踵だと非常におばさん臭い!いくら見た目が若くても、裸になって触れ合っている最中に踵に手が当たったら、下ろし金のようにガッサガサだった…となったら、お客さんもドン引きです。
そんなことにならないためにも、日頃から踵のケアはしっかりしておきましょう!
ふっくら踵になるためには、踵の保湿ケアが一番大切!
ふっくら踵になるためには、踵を保湿し、踵の角質を柔らかく保つ必要があります。
保湿効果の高いクリームをしっかりと踵に塗りこんで、家の中でも素足で歩かず靴下を履くようにしましょう。この時に、足裏の保湿ケア用の靴下を履くとより効果的です!
また、踵の保湿ケアは冬場だけではなく、一年を通じて行うようにしましょう。夏場は湿度があるため、踵のガサガサも軽くなりがちですが、しかしそれにかまけて放置してしまうと、冬になって更に酷いガサガサ踵になってしまいますので、夏場もさぼらないように。
ヤスリで擦るのは刺激が強すぎる!? 踵ケア、どれが正解?
踵ケアの方法の中にも、様々なものがあります。一番スタンダードなのが、踵専用のヤスリで擦る方法。お風呂等で温めてふやかし、踵の角質を柔らかくした後で、踵専用のヤスリで擦って角質を削り落とす方法です。
しかし、これにもデメリットがあります。既に角質が非常に硬くなっており、ひび割れ等を起こしている場合は、ヤスリでの摩擦は刺激が強過ぎて、出血等を引き起こす原因になりかねません。
また、必要以上に擦りすぎてしまい、健康な皮膚までもを傷付けてしまう可能性もあります。
最近話題となっているのは、ピーリング液で角質を剥がす方法。ピーリング液に足を漬け込んで、その後足裏の皮が徐々に剝けて綺麗になる、というものです。人によっては面白いほどにべろんと足裏の皮が剝けて、ツルツルの健康的な肌が顔を出すため、爽快感で病み付きになってしまう人もいるようですが、しかし実はこのピーリングケアにもデメリットが。皮がはがれるのには一週間~二週間ほどの時間が掛かるため、その間足裏の見た目は非常に悪く、まるで皮膚病のように…ソープ嬢は裸で接客しなければならないため、あまりよろしくないかもしれません。
また、人によってはピーリング液が肌に合わずに刺激となってしまう場合もありますので、充分な注意が必要です。
一番刺激が少なくオススメなのは、スクラブ入りの洗顔料や重曹を混ぜたボディソープで踵を洗うこと。即効性はありませんが、徐々に徐々に、少しずつ足裏の角質を落としてくれるため、肌に無理なく滑らかな踵が手に入ります。毎日お風呂に入るときに行えっていれば、数ヵ月後にはツルツルの踵が手に入るかも?
もちろん、角質を落とした後は保湿クリームをしっかり塗りこんで保湿することをお忘れなく。
踵が水虫になっている場合も…!!
踵のガサガサはほとんどの場合は乾燥と、お肌のターンオーバーがうまく行われずに、角質が上手に剥がれ落ちなくなりどんどん厚くなってしまうことが原因ですが、まれに踵が水虫になっていて、それが原因でガサガサになっている場合もあります。
足の指に水虫がある場合、踵に軽い痒みを感じる場合、常に踵の皮膚がめくれていたり、ポツポツと穴が開いていたりする場合は、踵の水虫を疑ったほうが良いかもしれません。
その場合、いくら保湿をしても踵のガサガサは治りませんから、思い当たる場合は早めに皮膚科の診断を受けて下さい。