ソープでのお仕事は、基本的にはソープ嬢が積極的にお客さんを責めるようなプレイをすることが多く、お客さんは受け身でソープ嬢にサービスされていることが多いもの。
マットプレイでも、ベッドの上でのプレイでも、ソープ嬢は慣れないうちは筋肉痛になりかねない程頑張って、一生懸命体を動かしてお客さんにサービスするわけです。お客さんも、プライベートなSEXとは違い、男性主体で女性にサービスせずともソープ嬢にまるで自分が王様になったかのように丁寧にもてなしてもらい、サービスしてもらうわけですから、気分が悪いわけがありません。
しかし、そうは言ってもお客さんの中にはソープ嬢に責められるだけではなく、自分が積極的にソープ嬢を責めたいと考えているお客さんもたくさんいます。ソープ嬢のテクニックで気持ち良くしてもらうのはもちろん素晴らしいのですが、性のプロフェッショナルである風俗嬢を、可愛くてセクシーなソープ嬢を自分の手で責めて鳴かせてみたい、感じさせてみたいと考えるのは、征服欲の強い男性の性なのかもしれません。
しかし、ソープ嬢側からしてみると、それが非常にイヤ~なものとして感じられることも有るでしょう。お客さんは大概の場合、ソープ嬢を責めるときに参考にしているのは、過去に見たAVのシーンです。AVを参考にした愛撫なんて全く気持ち良くないし気持ち悪いだけだし…と考えるソープ嬢ですが、仕事柄お客さんに気分良くなってもらわなければならないため、どのように対応すれば良いのか悩ましいところです。
お客さんの愛撫が気持ち悪くて無理…
お客さんの中には、ソープ嬢をねちっこく責めてくるお客さんや乱暴に責めてくるお客さんもたくさんいるでしょう。中には、非常に気持ちの悪い言葉責めをするのがソープ嬢を興奮させると思っているお客さんもいます。
ソープ嬢側としては、それを聞いて興奮するどころか生理的に無理…と拒絶反応が出てしまうこともあるでしょうが、それを顔に出せないのは辛いものです。しかし、もしそういったお客さんが常連さんになってしまったりした場合、気持ち悪い、気持ち悪いと思いながら毎回接客しなければならないのは、かなり心理的にストレスです。あまりにも無理な場合は、申し訳ありませんがNG客認定してしまう、という選択肢もあります。我慢をしすぎると精神的に追い詰められて、働きたくても働けなくなってしまうこともあります。しかし、あまりにもNG客を増やし過ぎてもお店からイヤな顔をされますし、自分自身でも稼ぎがどんどん減ってしまうことになりますから、その辺りは自分自身でよく考えて、ボーダーラインを決めていくようにしましょう。
愛撫が乱暴過ぎるお客さん
また、生理的に無理、というお客さんではなく、愛撫が乱暴過ぎるお客さんというのはソープ嬢の体に怪我をさせる原因でしかありません。最初はなんどか優しく注意して、それでもお客さんの態度が直らないようであれば、怒ってしまって問題ないでしょう。それでも危険な愛撫を止めない上に、通い続けてくるようなお客さんに対しては、絶対にNG客にしてしまうべきです。体に怪我をしたらソープ嬢として働けなくなってしまいますので、我慢する必要は全くありません。これは死活問題です。
しかし、中には自分で乱暴なのが気付かずに、ただそれが良いと勘違いしているだけのお客さんも多いです。もちろん、男性はプライドが高いため、痛いとかやめてとか言うと「萎える」「金払ってるのに」と不貞腐れてしまう場合も多いですが、そうではないお客さんもたくさんいます。また、言い方にも気をつけるようにしましょう。「痛いから止めて」と言うのではなく「女性の体は繊細なので、強くされると痛いです。優しくされた方がずっと感じるから、こうやって欲しい」と、やり方を教えてあげてお客さんを上手に誘導するのもプロのソープ嬢のテクニックです。このお客さんはダメだ、とすぐNG客として切ってしまうのではなく、自分に合わないお客さんを自分好みのお客さんに変えていけるのが、売れっ子ソープ嬢の技なのかもしれません。